「コンピューター診断」タグアーカイブ

E90 (320i) 純正シートヒーター機能ONコーディング後の不具合修正

こんにちは。

埼玉県三芳町・所沢・ふじみ野・川越のBMWのE系に力を入れているMercuryです。

トランクはちゃんと閉まっているのに動き出すと“トランクフードオープン”の表示が出る。という事でDIY好きのある意味リピーターさん(笑)のご来店です。

で、題名で何が原因だったかネタバレなんですが…(笑)

BMW E90 (320i) 純正シートヒーター機能ONコーディング後の不具合修正


今回の作業コード:ERR_CHK+α

事の流れは…
2021年9月にDIYで運転席+助手席をシートヒーター内蔵のパワーシートに交換

アクティブヘッドレスト異常が出るので出ないように修正、合わせて助手席のパワーシート+シートヒーターが動作しないので診てほしい。

という事でご来店。

エアバッグ警告灯の点灯原因のアクティブヘッドレストの方は問題なく解決。

助手席シートの方は色々問診させてもらった結果、“動かなくて当然”な状態でしたので、必要なヒントをトスして終了。(DIYは自分で調べて情報を精査して作業するのも楽しみですからね。楽しみは奪いません♪)

その後、連絡なかったのでうまくいったのかな?って思っていたのですが、年明けて数か月後。

動き出すと毎回『トランクオープン』の警告が出る。この状況について、先ずは、ハード上の問題と想定して、純正トランクロックアクチュエーターを入手し交換をしてみましたが状況は変わりません。また、トランクロックアクチュエーターと接続相手のJBE間のワイヤー断線の有無を確認しましたが、これも問題ありません。これらからは、ハードとしてはトランクを含むドア類の検知を統括しているコンピューター側の不具合とも考えられますが、ドア類の中でも異常動作はトランクだけなので、当方としては、ハードでなくソフト上の問題という気がしています。以上のような状況ですが、一度見ていただけないかと思っております。(オーナーさんのメールのコピペ)

とのことで再度ご来店です。

↑問い合わせ時にオーナーさんからのメールに添付されていた画像を拝借^^


まずはコンピューター診断。


結果、JBEの所にある“ZVモーター”関係が犯人ですね。


この画像でおかしなことに気づいた人はすごいです^^

で、この診断結果を元にオーナーさんに問診開始!!

関係ありそうなところは部品交換、断線していないかも確認済み。とのことですし、この画面で何となく原因はわかったので、“仮説”を崩せるように『いつから出るようになった?』など、ちょっと突っ込んだ話。

他店でシートヒーター機能をONにする作業してもらったそうで、シートヒーターのコーディングをしてもらった後くらいからかな。とのこと。
(最初はアクチュエーターが壊れたり断線したりしたのかな?と思って特に気にしなかったみたいです)

でしょうね・・・。
問診+診断結果を元に建てた仮設と合いますww

という事で、車両のデータを吸い出してチェック。
仮説通りの内容をちゃんとやらかしてくれていて、複数のモジュールがこの車には不適合な内容のデータがコーディングがされていました♪

確認できましたので、原因が確定しました。
簡単に原因究明できて判ってよかったです^^

純正シートヒーター機能ONコーディングをする際にやらかしたところの複数モジュールのデータをこの車に合うように色々修正して再度コーディング。

シートヒーター機能ONの際にある意味やっちゃいけない要らない事しちゃっているので「トランクオープン」の問題以外にも問題がありそちらは元に戻しきれないところもありますが、車体番号を使ってサーバーからダウンロードした情報を元に戻せる限り元に戻します。


〇シートヒーター機能→OK
〇動き出してもトランクオープンの警告は出ない
(ホントにオープンしている時は警告)

シートヒーター機能ONする為のコーディング後に発生していた不具合に関して、完治したことをオーナーさんと一緒に確認して作業完了です。

ご依頼ありがとうございました。

この作業メニューの作業コード・注意事項等はこちらをクリック。
(ご依頼時は必ずこちら↑の注意事項等をお読みください。)

なお、こちらの作業は必ず現車が必要となります。ご来店いただけない場合には施工できません。

※ブログと同じ内容の故障事例でも、作業内容や工数・モデル・オーナー様の子育て状況(愛車のメンテ具合)等の違いにより、必ずしも同じ手法・同じ価格での修理とはなりません。なお、当店の修理方法はかなり特殊な方法を取っている作業がちょくちょくありますので、真似する際はご注意ください。さらに泥沼にはまる可能性があります。

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※同じ型式の車両であっても、前期・後期の違い等によりできない内容のものもありますので、実際に車両にプログラムされているデータを見てからの判断となります。

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特殊なシステムが必要なコーディングやコンピューター診断/エアバックエラー消去は、販売店様・整備工場様方からのご依頼もお受けします。お気軽にどうぞ。
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E61 セイフティシステム異常(コンピューター診断)+CBSリセット

こんにちは。
埼玉県三芳町・所沢・ふじみ野・川越のBMWのE系に力を入れているMercuryです。

セイフティシステム異常が点灯しているので、原因を調べてほしい。

というご依頼です。

BMW E61 セイフティシステム異常(コンピューター診断)+CBSリセット

今回の作業コード:ERR_CHK


セイフティシステム異常(エアバッグ警告灯点灯)が表示された時は診断機で診断です。

今回は運転席のエアバック異常でした。
BMW純正の診断機を使ってエラー内容を詳細にチェックしていきます。

診断機のエラー表示だけで判断すると運転席エアバッグ本体がぶっ壊れているようにみえるのですが、それを鵜呑みにすると痛い目にあいます♪

という事で、さらにオーナーさんへの問診です。
(人間の病気と一緒で、問診は非常に重要です。)

色々お話しを聞くと″X01とI01が怪しい”。と判明。

という事で、オーナーさんと一緒に簡単にチェックできるX01の方をチェック。問題なし。

ハンドルに付いているマルチファンクションスイッチも問題なし。(診断機にもエラー出てませんので、操作はできる事は分かっていましたが念のため)

あ、このパターンで壊れたのね。。。
またまたレアなww

車両チェック+診断機の結果+問診の結果、やはりI01の可能性が非常に高いです。(車両の製造年月によってはもう1か所怪しいところ(I04)があるのですが、今回の車両はその年式から外れていますので怪しいリストから除外です)

I01で直らない場合、ホントに運転席エアバッグが壊れているか、そうでない場合ちょっと厄介なパターンなのですが、お試しできるモノはないのでこれ以上は当日中の対応は不可です。幸いこの部品はDIYで簡単に交換できる&DIY派のオーナーさんでしたので、オーナーさんに『I01を発注して交換してみてください。』

と、作業時の注意事項等をお伝えして、エアバッグ関係の方は終了。

追加でCBSリセットの方もご依頼いただきましたので、そちらの作業へ。

真っ赤っかです^^

リセットして緑色へ。(作業後の画像は取り忘れました。。。)

後日…
“先日はありがとうございました。やはりI01が原因でした。
リセットも出来ました。ありがとうございました。”

と完治のメール連絡。

良かったです♪
そして、DIYでの作業お疲れ様でした。
I01の交換工賃+リセット作業はうちの近所のディーラーだと約2.5万円(別途部品代)ですので、浮いた工賃代は違うメンテナンスへ回せますね。

I01は通常の使用では自然に壊れる事は滅多にありませんが、ネットの作業情報だけで色々理解せずに作業すると″壊す”ことがあります。ネット情報(み〇カラ等)を鵜呑みにしての作業はご注意ください。

ご依頼ありがとうございました。

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なお、こちらの作業は必ず現車が必要となります。ご来店いただけない場合には施工できません。

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E46 中古ABSユニットにて交換修理後の現車適合化コーディング等

こんにちは。
埼玉県三芳町・所沢・ふじみ野・川越のBMWのE系に力を入れているMercuryです。

“ABSの不具合が出てディーラーにチェックしてもらったところ、ABSモジュールの故障との事でした。
ディーラーでの修理となると高額になるため、同じ中古の部品をネットで購入しました。知り合いから紹介された車屋さんで交換、コーディングはディーラーなどで対応しようと車屋さんに依頼をしたのですが、その車屋さん曰く、『この車ではリビルト品は使えない。データ書換が出来ないので、現物修理か新品交換でしか直らない』と言われてしまいほとほと困ってしまいました。モジュールを交換後、貴社へ持ち込んでコーディングをお願いすることは可能でしょうか?”

という事で、作業のご依頼です。

BMW E46 中古ABSユニットにて交換修理後の現車適合化コーディング等

今回の作業コード:ABS_RECODE_BOSCH

↑の車屋さんがおっしゃる通り、ディーラー含め、普通にはデータ書き換え不可ですので、現物修理or新品交換となります。ですので、BMWは中古モジュールは使えない。という認識でOKです。

が、当店は昔から中古ユニットの書き換え(現車適合化処理)が可能ですので、中古ユニットの再利用ができます。

早速作業開始!!

しかし、今回は現車適合化処理をしてもエラーが消えない・・・。

こうなる場合は…
①購入された中古のABSユニットが壊れている
②非適合のユニットが付いている
③車両に不具合がある(システムに関連する他の部品が壊れている)

の3つです。

という事で、、、
警告灯が点灯しているときは“コンピューター診断”です。

今回の場合は③の“車両に不具合がある(システムに関連する他の部品が壊れている)”。

左フロントの車輪速センサー(ABSセンサー)がご臨終です。。。

こればっかりは新品交換しないと直りません。
幸いオーナーさんはDIY好きな方でしたので、購入された中古のABSユニットが壊れていなければ、左フロントの車輪速センサーの交換をすれば完治します。とお伝えして、当店での作業は終了。

後日、オーナーさんからメールが届き…
『ABSセンサーを新品交換しても警告灯は消えませんでした。』

と、悲しいお知らせが・・・。

ですので、さらに詳しいアドバイスをトス。

さらに数日後・・・。

『ABSセンサーを入れ替えてみたら・・・
新規で購入したセンサーが不良品でした。
再度他のところで手配をして、無事警告灯は消えました。
ラジエターサブタンクのキャップも取り替え、無事車検も合格!!』

という嬉しいお知らせが。交換作業+車検お疲れ様でした~。

今回はABSユニットの故障に合わせて、ABSセンサーも故障というダブルパンチ。

さらに、新品で購入したABSセンサーも初期不良。というガックシな状況が重なりました。。。

センサー類は信頼できるお店から、信頼できるモノを購入されるのが良いですね。

この度はご依頼ありがとうございました。

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なお、こちらの作業は必ず現車が必要となります。ご来店いただけない場合には施工できません。

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