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ソフトウエア破損による動作不良や通信不能になったフットウェルモジュール3(FRM3)の現物修理


診断機に通したりコーディングしたり、バッテリー交換したりしたら突然FRMと通信ができなくなり、ライトが点灯しっぱなし、そしてウィンカーが作動しなかったりパワーウィンドウが動かなかったり・・・。

メーターパネル上には、赤色のリフトアップされた車両のイラスト。i-driveのモニターには“ライト装置異常 慎重に停車してください”の警告。

FRM3がソフトウェアで制御している、ウィンカー・ミラーやパワーウィンドウなどのボディー電装品・ライト関連が正常に動作しなくなります。

FRMの故障についての詳細はこちらのブログ


FRM3の故障パターンは大きく分けて2パターン

<パターン1>
ハード的な故障やショートカウンターロック等。
診断機に通すと、モジュール応答在りでエラーコードが読み出せます。純正診断機上ですと、FRMモジュールは黄色となります。ただし、水没・ショート等などで車両側・基盤自体に損傷等が発生した場合、通信不能となる場合もありパターン2のような症状となる場合もあります。

<パターン2>
ソフトウェアが原因で起こる故障でハードは一切壊れていない。
診断機に通すと、モジュール応答なしとなり通信不能となります。純正診断機上ですと、FRMモジュールは赤色となります。特にFRM3はこのパターン2の故障が多い。たまにパワーウィンドウなどの動きがオカシイ。といった前兆が出る場合もあります。100%ではありません。(その場合はすでに壊れているので、遅かれ早かれご臨終されます)

その場合、車両に搭載された状態であれば、特殊な方法でFRM3のエラー状態を確認することで95%程度は判断できます。

注意事項として、パターン1とパターン2のコンビネーションで壊れている場合もある。

修理対象の故障(データの破損のみ)
こちらの現物修理対応は、パターン2で下記のような代表的な作業を行った際にデータ破損した場合が対象の修理です。

①診断機によるコンピューター診断、及びそれに付随する作業
②プログラミング(コーディング含む)
③FRMのバッテリーラインの遮断(※)
※バッテリー交換・バッテリー上がり・エアバッグや電装系作業時にバッテリーターミナルを外す・FRMの脱着・FRMの電源ヒューズが抜かれる/切れるなど。

ただし、上記の作業をして壊れても100%現物修理対象の壊れ方をする。とは限りません。その場合、現物修理不能となる場合もあります。それは実際に作業してみないとわかりません。その為、実際に修正データの吸い出し等の作業を行って作業対象外と分かった場合、50%の費用が検査費用として発生します。


故障した現物にFRM3という記載があることをご確認ください。



FRM/FRM2、水没・基盤破損などのハード的・物理的な故障(パターン1)は修理作業対象外です。こちらの作業メニューでの対応となります。


■作業コード:FRM3_REPAIR
(現物修理ですので、宅急便での作業も対応可能です)
ご予約の上、現車持ち込みであればその場で修理可。


宅配便による修理
①事前にメールにて作業日等を調整。
知らないうちに送られてもすぐに作業できない場合がありますので、作業日程等を調整後、送り先住所をお知らせします。

②FRM3単品を元払い&午前中着で送ってください。

③作業完了後、振込先が記載してある請求書をメールにてお送りします。

④入金確認後、修理完了したFRM3を送っていただいた梱包材を再利用し着払いにて発送します。代金のお振込みタイミングにより、FRM3到着日の当日中に返送することも可能です。

⑤現物に保存されている車両データを使用しての復旧となるので、取付後はコーディング等の作業は基本的に不要です。デフォルトに戻っていますので変更する必要がある方は各々で対応してください。